クラレノリタケデンタル株式会社

クラレノリタケデンタル株式会社は、東京都千代田区に本社を構える会社で、歯科材料及びメディカル関連製品の製造・開発・販売を行っています。

ボンディング、セメント、接着関連材料、コンポジットレジン、支台築造、その他実に様々な歯科医師向け製品や、技術者向け製品を取り扱っている会社です。

ここでは、クラレノリタケデンタル株式会社が取り扱っている歯科用3Dプリンターについて特徴などを解説します。

クラレノリタケデンタル株式会社が取り扱う歯科用3Dプリンターの特徴

イタリアDWS社製の光造形3Dプリンター

歯科用模型などの用途に対応するためのアウトプット装置が、イタリアDWS社製の光造形3Dプリンター「カタナ® 3Dプリンター DWS-020D」です。 クラレノリタケデンタル株式会社では社「カタナ®」ブランドを立ち上げており、その中の一つとしてラインナップされました。造形エリアは幅130×奥行130×高さ90mm です。

付属のソフトウェアを用いて操作

「カタナ® 3Dプリンター DWS-020D」は、付属の専用ソフトであるト「NAUTA+」と「FICTOR」と併せて使用することになります。NAUTA+は、CADソフトで製作した模型データヘのサポート付与のほか、複数の模型データのネスティングが行えるソフトウェアです。 オートサポート機能が搭載されています。NAUTA+でネスティングしたデータを3Dプリンターヘ出力するのにはFICTORを使用します。

リフティングシステムを採用

「カタナ® 3Dプリンター DWS-020D」で採用しているのが、リフティングシステムです。これは吊り上げ式のことで、吊り上げながら光造形を行うことができます。 造形物の台座を光造形スピードに合わせて吊り上げるような形で持ち上げることにより、少量の樹脂で光造形できるのが特徴です。さらに、樹脂は樹脂トレーごと簡単に交換できます。

クラレノリタケデンタル株式会社が取り扱う歯科用3Dプリンターの主な機能

滑らかな表面性状にするための機能を搭載

カタナ®3Dプリンター DWS-020Dには、レーザースキャニング方法にガルバノスキャナー採用しました。精度の高いガルバノスキャナーを採用していることに加え付属の専用ソフトウェアである「NAUTA+」、「FICTOR」を使用することによって、複雑な形状と高い適合精度が期待できます。

本メディアでは、どの歯科用3Dプリンターを選んだら良いのか分からない歯科医院・歯科技工所向けに生産性を向上させる歯科用3Dプリンターの選び方をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

【造形方式別】自院・技工所に合った
歯科用3Dプリンターを探す

クラレノリタケデンタル株式会社のサポート体制

製品サポートページを用意

製品・各種技術に関する各種お問い合わせは、フリーダイヤルが用意されています。また、製品に関する疑問などを検索できる製品サポートページがあります。

こちらで解決できないような場合はインフォメーションダイヤルまたはメールフォームから問い合わせが可能です。 また、クラレノリタケデンタル株式会社ではウェビナーなどを開催していることがあります。

ウェビナーではクラレノリタケデンタル株式会社で取り扱っているマシンの情報や、テクニックなどが学べることも多いです。

歯科用3Dプリンターの料金

歯科用3Dプリンターの料金に関する詳しい情報は掲載されていませんでした。クラレノリタケデンタル株式会社ではフリーダイヤルが用意されているので、そちらからお問い合わせください。

クラレノリタケデンタル株式会社の会社情報

社名 クラレノリタケデンタル株式会社
所在地 東京事業所:東京都千代田区大手町2丁目6-4 常盤橋タワー
大阪事業所:大阪市北区角田町8-1 大阪梅田ツインタワーズ・ノース
電話番号 東京事業所:03-6701-1000
大阪事業所:06-7635-1000
URL https://www.kuraraynoritake.jp/
【造形方式別】歯科用3Dプリンター一覧

歯科用3Dプリンターには大きく3つの造形方式があります。大型模型を造形しやすいが造形速度は遅い「SLA方式」、スピードとメンテナンス性が良いが導入コストが高めである「DLP方式」、初期費用が安価な分、ランニングコストが高くメンテナンス性が低い「LCD方式」、それぞれにメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットをしっかり把握したうえで、自院にとって最もメリットが大きい形式を選びましょう。

幅広く早く造形したい
歯科医院や技工所向け
DLP

DLP対応の
⻭科⽤3Dプリンター
販売会社

大型の光造形出力をしたい
歯科医院や技工所向け
SLA

SLA対応の
⻭科⽤3Dプリンター
販売会社

歯列模型の作成など用途が
限定的な歯科医院向け
LCD

LCD対応の
⻭科⽤3Dプリンター
販売会社

DLP

プロジェクターで面照射をしていく方式。材料(レジン)に、プロジェクターを用いて面で紫外線照射をしていきます。面で造形していくため造形スピードが速く、高精細で大小幅広いサイズの造形も可能。導入費用は高いもののメンテナンスや消耗品が少なくて済むためランニングコストはあまりかかりません。

SLA

紫外線を一点照射させていく方式。レーザーポインターのように紫外線を当てて樹脂を硬化させていきます。1点集中で照射させていくためパワーを出しやすく、装置の大型化もしやすいことから、大型の光造形出力をできる利点があります。一方で、細かい造形には適しない、出力に時間を要するという特徴も。

LCD

液晶ディスプレイ(LCD パネル)でDLP方式同様に面で造形していく方式。紫外線LEDライトをバックライトとして液晶パネルに表示させ樹脂を硬化します。面で照射するため造形スピードが早く、イニシャルコストを安く抑えられますが、液晶パネルが紫外線と熱に弱いため出力品の精度が若干甘く、歯科の模型作成などを行う歯科医院向けです。また、液晶パネルを定期交換する必要があり、他の造形形式よりもランニングコストが掛かります。