大阪に本社を構え、医療用機器やソフトの開発・製造・販売を手がけるアイキャット。歯科大学発のベンチャー企業でもある同社は、主に歯科治療用の機器を中心に取り扱っています。ここでは、アイキャットの歯科用3Dプリンターについてご紹介します。
アイキャットでは、アメリカに本社を置くFormlabs社製の歯科用3Dプリンター「Form 3B+」を取り扱っています。Form 3B+は、従来の光造形方式SLAを進化させたLFS積層技術を標準搭載。より緻密で高速な造形が可能となっています。
歯科用3Dプリンターは緻密な歯科材料を扱うため、機器の安定性も重視されなくてはいけないでしょう。複合センサーを搭載したForm 3B+なら、造形スペース内の僅かなゴミも逃がさず検知。センサーが常に造形作業を良好に保つことで、安定性を確保しています。
LFS積層技術とLPU(Light Processing Unit)の改良により、材料に対して緻密で均一なレーザー照射が行えるため、複雑な形状物の再現性に優れているのが大きな特徴。また、半透明な素材に対して、よりクリアな仕上がりになるのも特筆すべき機能の一つです。この他にも、遠隔操作によって造形作業が行えるリモートプリント機能も搭載されています。
本メディアでは、どの歯科用3Dプリンターを選んだら良いのか分からない歯科医院・歯科技工所向けに、自院・技工所に合った歯科用3Dプリンターの選び方をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
【造形方式別】自院・技工所に合った
歯科用3Dプリンターを探す
アイキャットでは、顧客向けの問い合わせ窓口を設置。電話または公式HP上のお問い合わせフォームから、製品に関する問い合わせを受け付けています。他にもSNSを通じて、製品やイベントに関する情報も随時発信しています。
アイキャット自体の製品に関する保証に関してはHP上で確認できませんでした。ただし、製造元であるFormlabs社で、1年間の保証や故障時の代替機貸出サービスといったサポートを提供しており、販売元のアイキャットを通じて利用することができるでしょう。
公式HP上に記載がありませんでした。
| 社名 | 株式会社アイキャット |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市淀川区西中島3-19-15 第3三ツ矢ビル3F |
| 電話番号 | 06-6886-7299 |
| URL | https://www.icatcorp.jp/ |
歯科用3Dプリンターには大きく3つの造形方式があります。大型模型を造形しやすいが造形速度は遅い「SLA方式」、スピードとメンテナンス性が良いが導入コストが高めである「DLP方式」、初期費用が安価な分、ランニングコストが高くメンテナンス性が低い「LCD方式」、それぞれにメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットをしっかり把握したうえで、自院にとって最もメリットが大きい形式を選びましょう。
プロジェクターで面照射をしていく方式。材料(レジン)に、プロジェクターを用いて面で紫外線照射をしていきます。面で造形していくため造形スピードが速く、高精細で大小幅広いサイズの造形も可能。導入費用は高いもののメンテナンスや消耗品が少なくて済むためランニングコストはあまりかかりません。
SLA紫外線を一点照射させていく方式。レーザーポインターのように紫外線を当てて樹脂を硬化させていきます。1点集中で照射させていくためパワーを出しやすく、装置の大型化もしやすいことから、大型の光造形出力をできる利点があります。一方で、細かい造形には適しない、出力に時間を要するという特徴も。
LCD液晶ディスプレイ(LCD パネル)でDLP方式同様に面で造形していく方式。紫外線LEDライトをバックライトとして液晶パネルに表示させ樹脂を硬化します。面で照射するため造形スピードが早く、イニシャルコストを安く抑えられますが、液晶パネルが紫外線と熱に弱いため出力品の精度が若干甘く、歯科の模型作成などを行う歯科医院向けです。また、液晶パネルを定期交換する必要があり、他の造形形式よりもランニングコストが掛かります。