1916年の創業以来、長年に渡り歯科医療機器の世界でリードし続けるモリタ。全国50の営業拠点と約400店の販売代理店(2022年11月現在)のネットワーク力を活かし、幅広くサービス展開している会社です。
モリタでは、イタリアDWS社の歯科用3Dプリンター「カタナ® 3Dプリンター DWS-020D」を販売。DWS社は世界60カ国以上で販売を手がける3Dプリンターの専門メーカーで、産業機器や家電、時計など精密機器製造の分野でも導入されています。
レーザー光をピンポイント照射する制御装置「ガルバノスキャナ」を搭載することで、歯科技工物に必要な緻密性を確保しています。また、仕上がりが滑らかなのも魅力のひとつ。造形後に表面へレーザー光を照射して、突出した部分をなだらかにする仕上げを行います。
カタナ3Dプリンターでは、工作物を吊り上げながら加工を行う「リフティングシステム」を搭載。少量の樹脂で加工が行え、樹脂の交換も容易となるのが大きな特長です。また、同機には幅50μmの極小レーザー照射機能も搭載され、微細な光造形も可能としています。
本メディアでは、どの歯科用3Dプリンターを選んだら良いのか分からない歯科医院・歯科技工所向けに、自院・技工所に合った歯科用3Dプリンターの選び方をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
【造形方式別】自院・技工所に合った
歯科用3Dプリンターを探す
モリタではお客様相談センターを設置して、同社が取り扱う製品の問い合わせ等を随時受け付けています。電話による問い合わせは平日の9:00~17:00までとなっています。この他、メールでの問い合わせも可能です。
歯科医療従事者向けの専用サイトを設置。製品に関するサポート情報のみならず、顧客の声や歯科医療で役立つ情報など内容が充実したコンテンツを顧客へ提供しています。また、有料会員になると、優待価格での製品購入やセミナー参加などさまざまな特典が用意されています。
公式HP上に記載がありませんでした。
社名 | 株式会社モリタ |
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所在地 | 大阪府吹田市垂水町3-33-18 |
電話番号 | 06-6380-2525 |
URL | https://japan.morita.com/?_ga=2.204323606.761380240.1665971911-317465173.1665971911 |
歯科用3Dプリンターには大きく3つの造形方式があります。大型模型を造形しやすいが造形速度は遅い「SLA方式」、スピードとメンテナンス性が良いが導入コストが高めである「DLP方式」、初期費用が安価な分、ランニングコストが高くメンテナンス性が低い「LCD方式」、それぞれにメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットをしっかり把握したうえで、自院にとって最もメリットが大きい形式を選びましょう。
プロジェクターで面照射をしていく方式。材料(レジン)に、プロジェクターを用いて面で紫外線照射をしていきます。面で造形していくため造形スピードが速く、高精細で大小幅広いサイズの造形も可能。導入費用は高いもののメンテナンスや消耗品が少なくて済むためランニングコストはあまりかかりません。
SLA紫外線を一点照射させていく方式。レーザーポインターのように紫外線を当てて樹脂を硬化させていきます。1点集中で照射させていくためパワーを出しやすく、装置の大型化もしやすいことから、大型の光造形出力をできる利点があります。一方で、細かい造形には適しない、出力に時間を要するという特徴も。
LCD液晶ディスプレイ(LCD パネル)でDLP方式同様に面で造形していく方式。紫外線LEDライトをバックライトとして液晶パネルに表示させ樹脂を硬化します。面で照射するため造形スピードが早く、イニシャルコストを安く抑えられますが、液晶パネルが紫外線と熱に弱いため出力品の精度が若干甘く、歯科の模型作成などを行う歯科医院向けです。また、液晶パネルを定期交換する必要があり、他の造形形式よりもランニングコストが掛かります。