ここでは、インプラント治療(インプラントの埋入手術)で使用する「サージカルガイド」の造型に歯科用3Dプリンターを活用する流れについて紹介しています。活用の具体的な用途や、実際の活用事例などもまとめているので、インプラント治療のために歯科用3Dプリンターの導入を考えている方はぜひチェックしてください。
インプラント治療で使うサージカルガイドの作成に3Dプリンターを活用する手順は、以下のとおりです。
【造形方式別】
自院・技工所に合った
歯科用3Dプリンターを探す
歯科用3Dプリンターは、インプラント治療におけるインプラント埋入手術時に使用する「サージカルガイド(サージカルテンプレート)」を造形するのに活用されています。
このサージカルガイドは、埋入手術の際、埋入位置や角度、深度などを事前の計画通りに再現するための強力な手助けとなります。
現在臨床では3つの用途で利用しています。(中略)2つ目はサージカルガイドの製作です。サージカルガイドはいままで完全に外部に任せる形だったのですが、自分たちで作ることができるようになり、臨機応変にお客様からの要望に対応することができるようになりました。単冠の症例だけでなくアンカーピンを利用した症例も含め、すでに60症例以上の実績があります。(後略)
参考URL:横糸電歯技研HP公式HP(https://www.dental.form2.shop/case2)インプラント治療を行ううえで欠かせない「サージカルガイド」の造型に活用されている歯科用3Dプリンター。導入することで、従来の造型工程やコストを大幅に削減することもできるので、導入を考えている方はぜひ前向きに検討しましょう。
歯科用3Dプリンターには大きく3つの造形方式があります。大型模型を造形しやすいが造形速度は遅い「SLA方式」、スピードとメンテナンス性が良いが導入コストが高めである「DLP方式」、初期費用が安価な分、ランニングコストが高くメンテナンス性が低い「LCD方式」、それぞれにメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットをしっかり把握したうえで、自院にとって最もメリットが大きい形式を選びましょう。
プロジェクターで面照射をしていく方式。材料(レジン)に、プロジェクターを用いて面で紫外線照射をしていきます。面で造形していくため造形スピードが速く、高精細で大小幅広いサイズの造形も可能。導入費用は高いもののメンテナンスや消耗品が少なくて済むためランニングコストはあまりかかりません。
SLA紫外線を一点照射させていく方式。レーザーポインターのように紫外線を当てて樹脂を硬化させていきます。1点集中で照射させていくためパワーを出しやすく、装置の大型化もしやすいことから、大型の光造形出力をできる利点があります。一方で、細かい造形には適しない、出力に時間を要するという特徴も。
LCD液晶ディスプレイ(LCD パネル)でDLP方式同様に面で造形していく方式。紫外線LEDライトをバックライトとして液晶パネルに表示させ樹脂を硬化します。面で照射するため造形スピードが早く、イニシャルコストを安く抑えられますが、液晶パネルが紫外線と熱に弱いため出力品の精度が若干甘く、歯科の模型作成などを行う歯科医院向けです。また、液晶パネルを定期交換する必要があり、他の造形形式よりもランニングコストが掛かります。