松風

2022年に創立100周年を迎えた松風。歯科機材の開発・製造・販売をワンストップで手掛ける松風は、全国で広く事業を展開しています。同社の技術力とネットワークを活用したサービスが魅力です。

松風が取り扱う歯科用3Dプリンターの特徴

充実の性能を誇る「カーラプリント 4.0プロ」を販売

松風では、ドイツに本社を構えるKulze社製「カーラプリント 4.0プロ」を販売。同機種では、従来の機種よりプラットフォームを50%広げ、造形面積を約1.5倍UPさせる改良がなされています。複数の歯科技工物を同時に造形できるのが、同機の魅力のひとつとなっています。

作業スピードの効率化により造形時間を短縮

カーラプリント 4.0プロは、造形面積だけでなく緻密性やスピード面においても期待のできる機種です。投影シーケンスと機械の動作を常時計算し、フレキシブルに造形スピードを変えることで、緻密性を保ちつつよりスピーディーな造形を可能としています。

松風が取り扱う歯科用3Dプリンターの主な機能

仕上がり面をより滑らかにする機能を搭載

直感的に操作ができるよう、タッチパネル式の操作盤を採用。機械操作が不慣れな方でも使いやすい仕様となっています。また、材料のパラメーターを細かく設定できる機能も搭載。表面をより滑らかに仕上げることができることから、アライナーなどのフィッティング性を向上させることが可能です。

本メディアでは、どの歯科用3Dプリンターを選んだら良いのか分からない歯科医院・歯科技工所向けに、自院・技工所に合った歯科用3Dプリンターの選び方をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

販売名:カーラ プリント 4.0 プロ 医療機器製造販売届出番号27B1X00060900029

【造形方式別】自院・技工所に合った
歯科用3Dプリンターを探す

松風のサポート体制

顧客向けの問い合わせ窓口を設置

松風の公式HP上では、製品に関する具体的なサポート内容についての記載が確認できませんでした。ただし、顧客専用の問い合わせ電話窓口が設置されていますので、製品に関する相談や修理の依頼など窓口を通じて問い合わせすることが可能です。

歯科クリニック向けの会員サイトを設置

歯科医療従事者向けの会員サイト「松風歯科クラブ」を運営。セミナー情報や新製品の優待販売など会員向けにさまざまな特典が用意されています。会員登録するには年会費が必要で、WEBまたは書類2通りでの申し込みが可能となっています。

歯科用3Dプリンターの料金

公式HPに記載がありませんでした。

歯科用3Dプリンターの
価格相場を見る

松風の会社情報

社名 株式会社松風
所在地 京都府京都市東山区福稲上高松町11
電話番号 075-561-1112
URL https://www.shofu.co.jp/
【造形方式別】歯科用3Dプリンター一覧

歯科用3Dプリンターには大きく3つの造形方式があります。大型模型を造形しやすいが造形速度は遅い「SLA方式」、スピードとメンテナンス性が良いが導入コストが高めである「DLP方式」、初期費用が安価な分、ランニングコストが高くメンテナンス性が低い「LCD方式」、それぞれにメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットをしっかり把握したうえで、自院にとって最もメリットが大きい形式を選びましょう。

幅広く早く造形したい
歯科医院や技工所向け
DLP

DLP対応の
⻭科⽤3Dプリンター
販売会社

大型の光造形出力をしたい
歯科医院や技工所向け
SLA

SLA対応の
⻭科⽤3Dプリンター
販売会社

歯列模型の作成など用途が
限定的な歯科医院向け
LCD

LCD対応の
⻭科⽤3Dプリンター
販売会社

DLP

プロジェクターで面照射をしていく方式。材料(レジン)に、プロジェクターを用いて面で紫外線照射をしていきます。面で造形していくため造形スピードが速く、高精細で大小幅広いサイズの造形も可能。導入費用は高いもののメンテナンスや消耗品が少なくて済むためランニングコストはあまりかかりません。

SLA

紫外線を一点照射させていく方式。レーザーポインターのように紫外線を当てて樹脂を硬化させていきます。1点集中で照射させていくためパワーを出しやすく、装置の大型化もしやすいことから、大型の光造形出力をできる利点があります。一方で、細かい造形には適しない、出力に時間を要するという特徴も。

LCD

液晶ディスプレイ(LCD パネル)でDLP方式同様に面で造形していく方式。紫外線LEDライトをバックライトとして液晶パネルに表示させ樹脂を硬化します。面で照射するため造形スピードが早く、イニシャルコストを安く抑えられますが、液晶パネルが紫外線と熱に弱いため出力品の精度が若干甘く、歯科の模型作成などを行う歯科医院向けです。また、液晶パネルを定期交換する必要があり、他の造形形式よりもランニングコストが掛かります。