歯科医療機器の開発から製造、販売、保守までを広く自社グループ企業内で手掛けるヨシダグループ。全国に広く拠点を構え、歯科医療の総合ソリューションを提供しています。ここでは、ヨシダグループが手がける歯科用3Dプリンターをご紹介します。
ヨシダグループでは、再現性や緻密性に優れた歯科用3Dプリンター「ゼニスシリーズ」をラインナップ。また、追加硬化用の機材や専用レジンなども別途用意して、歯科クリニックにおける歯科用3Dプリンターのスムーズな活用を全面的にサポートしています。
ゼニスシリーズでは、3つの製品をラインナップ。ゼニスUは、積層ピッチを3段階で切り替えできる機能を搭載し、最小ピッチ16μmの緻密さが魅力。ゼニスDとゼニスL2は、ゼニスUより安価なモデルでありながら最小ピッチ50μmと、こちらも細かな造形を可能としているのが特長のひとつです。
新しい機器であるゼニスL2は、パワーヒーターを搭載して室内温度に影響されず安定した造形を可能としています。また、装置内の有害物質の発生を抑止する光触媒UVフィルター機能も搭載。歯科用技工物の造形に必要不可欠な衛生面にも配慮した設計となっているのが魅力です。
本メディアでは、どの歯科用3Dプリンターを選んだら良いのか分からない歯科医院・歯科技工所向けに生産性を向上させる歯科用3Dプリンターの選び方をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
【造形方式別】自院・技工所に合った
歯科用3Dプリンターを探す
ヨシダグループでは、顧客向けのコンタクトセンターを設置。電話によるサポートの他、PCの遠隔操作によるサポートも実施。PC操作に不慣れな方でも、安心して遠隔操作によるサポートを受けることができます。また、自社HPに内においてFAQサイトを設置し、問い合わせが多い事例の対処法などを公開しています。
故障時の対応については、出張修理またはお預かり修理のいずれかで対応してもらうことができます。全国の各拠点に製品に関する専門教育を受けたエンジニアを配置して、迅速な対応を可能としているのもヨシダグループの強みのひとつです。
公式HPに記載がありませんでした。
| 社名 | 株式会社吉田製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区上野7-6-9 |
| 電話番号 | 03-3845-2971 |
| URL | https://www.yoshida-dental.co.jp/ |
歯科用3Dプリンターには大きく3つの造形方式があります。大型模型を造形しやすいが造形速度は遅い「SLA方式」、スピードとメンテナンス性が良いが導入コストが高めである「DLP方式」、初期費用が安価な分、ランニングコストが高くメンテナンス性が低い「LCD方式」、それぞれにメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットをしっかり把握したうえで、自院にとって最もメリットが大きい形式を選びましょう。
プロジェクターで面照射をしていく方式。材料(レジン)に、プロジェクターを用いて面で紫外線照射をしていきます。面で造形していくため造形スピードが速く、高精細で大小幅広いサイズの造形も可能。導入費用は高いもののメンテナンスや消耗品が少なくて済むためランニングコストはあまりかかりません。
SLA紫外線を一点照射させていく方式。レーザーポインターのように紫外線を当てて樹脂を硬化させていきます。1点集中で照射させていくためパワーを出しやすく、装置の大型化もしやすいことから、大型の光造形出力をできる利点があります。一方で、細かい造形には適しない、出力に時間を要するという特徴も。
LCD液晶ディスプレイ(LCD パネル)でDLP方式同様に面で造形していく方式。紫外線LEDライトをバックライトとして液晶パネルに表示させ樹脂を硬化します。面で照射するため造形スピードが早く、イニシャルコストを安く抑えられますが、液晶パネルが紫外線と熱に弱いため出力品の精度が若干甘く、歯科の模型作成などを行う歯科医院向けです。また、液晶パネルを定期交換する必要があり、他の造形形式よりもランニングコストが掛かります。